ウペポトーク&ライブ第二弾開催!!
今回は、ケニア在住のフリーライター早川千晶さん、ケニア在住のパーカッショニスト大西匡哉さん、沖縄在住のムビラ奏者近藤ヒロミさんに、北海道在住の山北紀彦さんと、日本の両端と裏側からの来訪で、トーク&ライブイベントを開催しました。
UPEPOアフリカの風ネットワーク公式サイト
「ウペポライブは手作りで」
早川千晶さんが踊りながら客席に飛び出してくるわ/前のシート席で幼児がおむつの腰を振り振りするわ/体の大きなアッサーさんが汗を流しながら照明のスイッチを触る舞台裏を見せてくれるわ
なんやかや、阿倍野のアフリカの風ウペポ・トーク&ライブは手作り感があってよかったと思います。Tag−company主催のウペポライブの一つの方向性が出たとのではないでしょうか。
去年の西宮ライブもそうでしたが、ステージの段が低くて客席との一体感があってよかったですね。A・A・LA団体などが催したウペポライブも見ましたが、アフリカの音楽を聴きにきた感じで親近感はなかったように思います。採算の都合もあるでしょうが、これからも百人までの規模のアットホームな感じのライブにしたらどうでしょうか。
はれたん、ゴペックの「Hosanna」ステージのイントロとしてよかったと思います。息づかい、熱気が伝わるような距離でしたので親しみがわきました。アフリカの風はなんと言っても自然と暮らし。自然や人生をテーマにしたゴスペル曲を選ぶと、より一体感が出るのではないでしょうか。
早川さんらの活動支援は物品購入が中心ですが、いつも人だかりでゆっくり品定めができません。どこかのお店の一角に常時出品・販売できないものでしょうか。すでにあるのなら、どこか教えていただけませんか。
9月12日金曜日、阿部野市民学習センターで行われた、アフリカの風 ウペポ トークアンドライブVOL2に参加させてもらいました。
9月とはいえ、まだまだ暑いなか、バスと電車を乗り継いで、やっとこさ会場に到着!市の建物にこんな立派なのがあるんやなぁ・・・と思いながら、会場入りすると、なんと会場には、お子ちゃま用のアリーナ席(ステージ前のブルーシート)が!子連れにはとっってもありがたい設定でした。
そして、ステージは「ホザーナ」のアカペラから、スタート!生のゴスペル(しかもとっても間近で!)は、もう鳥肌ものでした。1歳のうちのチビちゃんも、はっとして、動きを止めて、釘づけに(笑)
そして、「アフリカの音」の絵本の読み聞かせがあり(もう、本当にチビちゃんたちにうってつけの内容でした♪)、本当に、「アフリカ〜!」な太鼓のリズムの中、チビちゃんたち、みんなノリノリ!!
手をたたいたり、思い思いの不思議な踊りをしたり(笑)こんなにチビちゃんたちが、ノリノリになってるのは、はじめてみました・・・それだけ、心動かされる演奏だったんだろうなぁ♪そして、大人たちも、アフリカの掛け声で参加したりしながら、ライブを楽しみました♪生まれて初の掛け声♪ホヤ〜♪うーん・・・楽しい〜♪♪
そして、休憩があって、そのあとは、アフリカの光景をスライドで見せてもらいながら、アフリカ楽器「ムンバ」の演奏を味わいました。アフリカのむきだしの自然の姿と、その中で暮らす人々の姿・・・飾らない笑顔。そのスライドの映像とムンバの音色がほんっとうにマッチして・・・究極の癒し空間でした♪はじめて聞いたムンバの演奏は、ひとつひとつの音がとってもきれいで、キラキラ☆キラキラ☆
そして、その音が、なんとも言えない心地よいリズムでつながって・・・すばらしい楽器と出会えたなぁと感じたひとときでした♪
そんな癒し空間で、息子もぐっすりとねんね♪
そして、最後にアフリカの現状、キベラスラムのお話を聞かせていただきました。「まず知ることが大事」というところから、はじまったお話。私は、アフリカのこと、何にも知らなかったということに気づかされました。本当に逃げたくなるような現状の中、ゴミの中から、お金になるものを見つけて売って、そのお金でシンナーを買って、それを繰り返して、身も心もボロボロになりながら暮らしている少年たち。少年たちの笑顔の写真を見ながら聞いたお話は、本当に衝撃的で、彼らのくったくない笑顔からは、想像がつかないお話でした。「彼らに罪はない」貧しくて、逃げたくなるような現状の中、シンナーを吸って、そんな現状を感じないようにしながら生きている少年たち。「彼らだって人間だから」という言葉に、胸を打たれました。
そして、そんな現状の中で、「私やるわ」と言って、スラムの中に学校を建てた女性の話、「僕はシンナーは吸わない」と学びを求めて家出して、スクールに入った少年の話・・・絶望したくなるような状況の中で、それでも、希望の光を自分で見つける人々の命のエネルギーに、感動させられました。特に、2歳で家出してスクールに入った少年の尊い精神には、本当に感銘を受けました。「そんなアフリカの現状をつくったのは、私たち大人」・・・私にも、何かできることはないだろうか・・・そう思いながら、購入した彼らがつくった小物入れ。本当に上手にできているその小物入れを見るたびに、私も何かしなければ、という気持ちになります。そして、日本で生活している私たちは、本当に幸せだな・・・とも。
アフリカの人々の、自然の、音楽のエネルギーを感じながら、今、こうやって生きていて、本当に大切な命、息子と出会えて、子育てすることができる幸せを、改めてかみしめた1日でした。
そして、帰路について、息子を寝かしつけて、すやすや寝入っている息子の寝顔を見ながら、明日もがんばろう!というエネルギーをもらえた1日でした。
「アフリカの風」ウペポライブ&トークが始Hosannaの歌声とともに始まり、ステージ前に特等席を用意してもらった子ども達も一気にライブの世界へ吸い込まれました。
ゴスペルの後に楽譜も歌詞カードもない全員参加型のアフリカの踊り&音楽が始まると、ノリノリで踊る子やじっとステージを見つめる子・・・
うちの娘は上半身をブンブン振ってライブに参加していました。普段はTVでしか見ることのないアフリカで実際に生きて体感している早川さんのトークでは、スラムで生まれ育っても夢を持ち、懸命に生きる子ども達の姿を目の当たりにしました。しかし、子ども達が理不尽にさらされるという現状は、スケールは違ってもアフリカだけでなく、日本にも蔓延しているような気がします。子ども達が夢を持って生き、そしてその夢を実現することができる社会を作ることが、我々大人達に課せられた使命なのではないかと強く感じました。
今回のライブ&トークでは、明るく楽しい気分になったと同時に色々と考えさせられることの多い素晴らしい時間を過ごすことができました。
このような機会を設けてくださった皆様に、心から感謝しています。
ありがとうございました。